動機の違い
Happy New Year to you all.
I wish you a year filled with peace and happiness.
明けましておめでとうございます。
飯田は本日から仕事始めです。
今日も7tsuboshiにいます。
お正月なのでいつもより本音の話をしたいと思います。
早速ですが一年の計は元旦になんかありません。
スタッフの皆さんが年末に書いてくださった「今年できた事ベスト10」は、元旦に決めて1年間頑張った事でしたか?
私は繰り返し皆さんのベスト10を読ませてもらいましたが全く違いました。
昨年の元旦には想定外だった事の方が圧倒的に多いですよね。
一年の計は元旦ではなく「日々の積み重ね」の中にあります。
そして、積み重ねの違いを生む違いは個々人の能力差ではありません。
では何?
答えを言ってしまうと、個々人の「動機の違い」です。
日々、自分が本気になれる動機を探して、その動機を見える化する仕事ができている人の書いたベスト10はモノが違います。
そもそも「本気になれる対象」が見つからない人には、無理して通り一遍の事柄を頑張ってみたところで動機がないのだから大して役にはたちません。
仕事に迫力がでないのです。
日々の仕事がつまらないと言っている人に成果が上げられるはずがないのですが、それは今やっていることに本気になれないからです。
誰かからいつか動機づけしてもらえるんじゃないかと時代錯誤の夢みる少女のように待っているだけ。
だから全力を尽くせずに結果として中途半端な仕事になっているということです。
それで不幸になるのは本人です。
もしも、風の子で1年、2年やっても自分が本気になれる動機が見つからず全力投球ができないという人、そもそもワークライフバランスとか言って楽して働けそうだからと入社してそのままやってきてしまった人がいたら、貴重な人生の時間の無駄遣いになりますから、早く辞めて方向転換した方が自分の為です。
40才までの私がそうでしたからよく分かります。
私の場合は大企業の子会社にいたからそこそこ待遇が良くて、しかも地方の事業所だから本社の目も届かなくて、正直、手を抜けるし楽ができました。
でも心の底から楽したいなんて思っていたわけではなく、本当は何かに全力投球したくて悶々としていたのです。
その何かが見つからなかった事と、普通でいたいという強力な引力に負けてしまい、その環境から脱出するのに13年も費やしました。
もし3年で辞めれていたら風の子は今より10年分先に進んでいたかもしれませんね。
私の場合は前回の研修で観てもらった映画の様なでき事や、日々関わる子どもたちを通じて、「とりわけ弱い立場の人が生き辛い現状に対する怒り」が幸いし大きな動機となり、エネルギーとなりました。
40才からの20年間は自分が描くノーマライゼイションやインクルージョンの理想形と現実との差を根気よく埋めていく事が生き甲斐となりました。
やっと本気になれたのです。
今年、還暦を迎える年齢になりました。
同級生からもらう年賀状には定年退職という文字もチラホラありました。
私だっていつ辞めても悔いはないのです。
20代、30代の自分に対して、40代、50代で充分にリベンジできたと胸を張れますから、むしろハッピーリタイアしたいくらい。
それでも自分の年齢を遥かに超えて会社は存続していくはずです。
会社はまだ今年で17才、青春の真っ只中です。まだ離れられません。
そこで、せめて皆んなも年齢という言い訳をするのはもうやめにしましょう。
まだ一年めだから。
まだ入ったばかりだから。
もう40だから。
もう50なので。
もういい歳だからという言い訳はもう通用しません。
本当はあらゆる言い訳を聞きたくないです。
だって私は昼間は社長の仕事して、夜はグループホームの夜間支援、朝6時から朝食準備して送り出しまでやります。
嘱託さんを除いたら私が風の子で最年長なんですから。
まだ若いからって尻込みする人。
何かに遠慮して自分色が出せてない人。
その考えを改めない限り、動機なんていつまでたっても見つかりません。
あっという間に30才過ぎて40才過ぎて、気がついたら誰とでも置き換えが効くような人材になって、目立つ活躍するでもなく会社を去っていきます。
たくさん出会ってきたタイプです。
本当は若いあなたの発想や行動力に期待して採用しています。
本当は社会経験のあるあなたの知恵と突破力に期待して採用しています。
風の子の夢を実現する為に採用しています。
本当は自分が何を見つめ、何にチャレンジすべきなのか頭ではわかっているはずです。
まだ若いから今はやらない。
もう歳なので今はやらない。
今はその時じゃない。
じゃ、いつやるの?
(今でしょ、笑)
何だかんだで今やらない人はこれから先もずっとやらない確率が高いので信用を失います。
1人ひとりが今に向き合い、今から逃げない。
何かを始めるのに早いも遅いもない。
そして変わろうと思えばいつでも変われる。
すべては自分次第。
本年も宜しくお願い致します。